Train Imformetion Management Systemはすごいんだぞ


Train Imformetion Manegement Systemとは、つまりTIMS(ティムス)のことで、「列車情報管理システム」のひとつです。05年1月現在では、一般型のE231系と特急型のE257系(あずさ・かいじ・わかしお・さざなみ)に搭載されています。

TIMSは各車両の情報を、運転席にあるコンピューターで統合的に一元管理し、編成全体をコントロールするという、まさにIT時代の波が車両にまでやってきたというシステムです。

で、車両のどこまでTIMSが管理しているのかというと、実はあんなことやこんなことまでTIMSが関わっているのです。

温度調整

有名どころとしては、車内の温度調整といったところでしょうか。常に車内と車外の温度を察知し、それを踏まえたうえで車内の温度を、実に0.1度単位で最適になるようにTIMSが保ちます。庶民には贅沢な設備ですなぁ。こんな列車を毎日通勤に使ってたらどんなにいいことでしょう(とかいう自分も実は毎日使ってますが←自慢になってない)

あと目に見えて耳に聞こえることは・・・難しいなぁ・・・

車両の軽量化

TIMSによって軽量化もかなり進んでいます。コンピューターが関与しているということは、つまり制御信号とかいうものをデジタル化しなければならないということになります。で、デジタル化すれば車内の配線の数が減ることになります。
そして減った配線の数だけ車両が軽くなったというわけです。E231系を例にとれば、さらにステンレス車両もあいまって、もう走れば浮いてしまうんじゃないかというほどまで・・・
これによって相当の軽量化が図られ、E231系と103系と比べると約70%まで軽くなりました。そういえば線路の切れ目の「ガタンゴトン」がかなり軽い音になったような気がします。あと見た目にも軽くなったような気が・・・。
とりあえず目に見えて耳に聞こえる事です(^^;

制御

加速・減速などの制御にもTIMSが関わっています。モーターやブレーキの制御もコンピューター経由なので、動きの無駄が減り、無駄が減った分省エネにつながっています。
さらに上記のように車両が軽くなったということで必要な電力が減り、省エネとなったのです(つまり、赤ちゃんと相撲取りのどっちが持ちやすいかということと同じかな?)。ということで、またまたE231系と103系で比較すれば、運転用の消費エネルギーが約47%に、さらに205系と比べても約70%ほどとなっています。
もちろん回生ブレーキもありますし、省エネの進化は止まりません(^o^

メンテナンス

メンテナンスのことなんて一般の人が気づくことなんてほとんどありえないと思いますが、ここでもTIMSが重要な仕事をしています。
なんと、たったひとつのボタンを押すだけで各装置が正常に機能しているかどうかが分かるという自己判断システムをもっているのです。どこかに異常があれば運転台のディスプレイに表示されるわけです。
これによって、いままで1つずつ人の手で行われていた点検の労力が大幅に減りました。整備士の人はどう思ってるんだろう・・・

 

とまぁ、一つ一つならともかく、これだけの幅広い管理をすべてTIMSが行っているわけで、技術の進化はここまで来たか、という感じですね。
E231系を馬鹿にする人が多いようですが、これだけのシステムが一般車に搭載されているとすればすごいことじゃないですか。
このさき、新登場が決定しているE531系などの新車にもTIMSが導入されるでしょうし、またTIMSを越すような新しいシステムが登場するかもしれません。日本の鉄道界の進化はこれからも続くでしょう。


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"旅始駅〜鉄道旅行のターミナル〜"was written by 209-0