路線データ
line data

区間
section
距離
distance
複単線
tracks
電化
erectrify
種別
kind
車両
cars
高崎〜宮内
Takasaki~Miyauchi
162.6km 全線複線
all line double track
全線直流
all ilne D.C
普通・快速・特急
Local・Limited Ex
115系・183系MLえちご
485系能登・14・24系北陸・あけぼの
107系・211系・E231系(高崎〜新前橋)
185系水上・草津・あかぎ:高崎〜水上)
681系はくたか:越後湯沢〜六日町)
越後湯沢〜ガーラ湯沢
Echigoyuzawa~Garayuzawa

1.8km

全線複線
all line double track

全線交流
all line A.C

新幹線
Shinkansen
E1系・E4系

歴史 histry

この路線は、それまで高崎新潟を結んでいた信越線に代わり、ショートカットの目的で建設されました。
途中にある清水トンネルが最後に開通するまではそこを基準に上越南線、上越北線と分けていたらしいです。

かつては関東と日本海側を結ぶ重要な路線でしたが、上越新幹線が開通したことによってその役目は貨物列車のためだけとなってしまいました。

運用状況 apply state

・普通列車

現在では水上で運用が分かれてるようです。だいたいの普通列車や、首都圏から直通の特急「水上」もこの駅が終点となっています。

使用車両は主に115系が使われてるようですが、水上以南と以北で分担が変わるようです。

水上以南では新前橋電車区の115系が使われていて、塗装は湘南色を施されています。

一方、水上以北では同じ115系でも新潟車両センター(旧上沼垂運転区)の車両が使われています。塗装は、緑を主体とした新新潟色と、水色を主体とした新新新潟色があります。ややこしい・・・

そのほか、他路線からの乗り入れ車両などがさまざまな区間で走っています。

・快速列車

現在、この路線を走っている快速は1つだけです。それは「ムーンライトえちご」。ムーンライトシリーズでも珍しい毎日運転列車で、上越線内での停車駅は高崎のみです。使用車両は183系です。

そのほか、ほくほく線からの直通列車は六日町〜越後湯沢をノンストップで走ります。

・特急列車

現在、上越線を走る昼行特急は2種類ですが、2種類とも上越線の一部を走るのみで、全線を直通する昼行特急は通常では存在しません。

その昼行特急ですが、ひとつは「水上」、もうひとつは「はくたか」です。
水上」はその名の通り水上上野を結ぶ特急です。185系を使用しています。
はくたか」は越後湯沢金沢をほくほく線経由でむすぶ連絡特急で、越後湯沢からほくほく線が分岐する六日町までの区間は上越線を走ります。使用車両は北越急行所属の681系や683系です。

その他、夏には関東と日本海をむすぶ臨時特急や、冬には上越線沿線のスキー場へのスキー列車が運転されます。

夜行特急・急行は3種類。いずれも上野と日本海側を結ぶ列車です。その中でも東北方面へ向かうのが1本、北陸方面へ向かうのが2本となっています。

東北方面へ向かうのは「あけぼの」。北陸方面は寝台特急の「北陸」と座席急行の「能登」となっています。

沿線の様子 along the railroad line

起点は群馬県の高崎。ここから新前橋までは高崎線・両毛線も乗り入れ、上越線の中でもかなり活況を見せています。

新前橋を過ぎた後は急勾配が現れ、ぐんぐん上っていくと水上に着きます。高崎からの列車はすべてこの水上で折り返します。

水上以北は山間部で雪の多いところを走るので、冬なんかはスキー場も多く、景色がいいのですが、降雪が多いので運行に支障が出ることが多くなっています(新潟県内はどこも同じか)

で、水上を出てすぐの区間は清水トンネルや新清水トンネルといった山越えの長いトンネルがあるのも特徴で、「雪国」という小説の有名な「国境の長いトンネルを抜けたらそこは雪国だった(で合ってたっけ)という書き出しはこのトンネルが舞台らしいです。まぁ自分は「雪国」側から入ったのでこの気分は味わえなかったんですが。

それはともかく、この清水トンネル。昔の山登りトンネル(なんじゃそら)というわけで、ループしたりしております。それもトンネルの中でまでループしてます。

その昔、上越線が複線になる際に新しいトンネルを掘りました。それが新清水トンネルで、清水トンネルと違い山の下のほうを一気に突き進んでいきます(通ったこと無いのですが)。いまは清水のほうが上り、新清水のほうが下りで利用しています。

で、注目なのが土合湯檜曽の両駅。この両駅は新清水トンネルを作る際にモグラ駅(トンネル内の駅)になったものです。で、土合駅のほうが「日本一のモグラ駅」とうたってますが、湯檜曽もまたモグラ駅なのです。

これらの駅は清水トンネルと新清水トンネルの高低差のおかげで上りのホーム(駅舎)と下りのホームの間にかなり長い階段が存在します。私はまだ見たことも無いので解説のしようがありませんが。

山を越えた後は、谷の中を進みます。この谷は鉄道だけでなく、新潟へ抜ける高速道路なども通っていて、交通の主要となっているようです。

また、付近はスキー場が多く、車窓からは常ににリフトを見ることができます。
さらに冬になると、雪に覆われた山々がなかなか綺麗です。

そして飯山線や只野線と合流し、横を流れる信濃川も大きくなれば、信越線と合流する宮内に到着し、上越線の旅は終わります。

上越線最北部の列車はすべて宮内の次の駅、長岡まで乗り入れます。

コメント comment

この路線は、首都圏と日本海側を結ぶ重要な路線です。かつては特急「とき」をはじめ、さまざまな優等列車が走っていました。
しかし、上越新幹線が開業してからは昼間に直通する列車がなくなり、現在は貨物列車や寝台列車が日本海側へ抜けるための通路となっています。

そして、この路線はスキー場が多いのも特徴で、新幹線ができる前はスキー客が多かった上越線ですが、今でもスキーシーズンになると上越線を使ってスキー場に行く人が結構いるようです。

また、越後湯沢ガーラ湯沢間なんですが、スキーシーズンにオープンするガーラスキー場へ行く路線なんですが、直通しているのは新幹線車両で、ガーラ湯沢まで新幹線特急として直通します。線路も在来線ではなく新幹線の線路とつながっていて、標準軌です。
どっから見ても新幹線なのですが、在来線というちょっと不思議な線です。数少ないJRの標準軌在来線ということですが。

この上越線はかなりきれいな景色だったんで今度は夏にでも行きたいと思います。


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"旅始駅〜鉄道旅行のターミナル〜"was written by 209-0