185系"185 system"belong to East Japan Railway Company now |
||
DATA |
|
|
所有会社 | JR東日本 | |
デビュー | 1997年 | |
走行路線 (臨時は除く) |
東北・上越・長野新幹線 | |
最高速度 | 275km/h | |
制御 | VVVFインバータ制御 | |
シート | 回転クロスシート席 | |
車種 | 特急型流電車 | |
ドア | 片開き1ドア | |
私の好感度 | ★★★★☆ | |
|
この車両は、国鉄が出した特急形車両の中でも一番質素でケチ臭くて国鉄の品位を汚したといわれる車両です・・・。 しかしそういわれるのも無理はなく、国鉄の”何とか車両を浮かせてコストを下げよう”というケチな考えから、あろうことか特急・普通両用なんてふざけたことをしてしまったのだから。 まぁ裏を返せば113系全盛の中にグレードの高い普通列車ができた。ということも出来ましたが・・・ というわけで、最初に投入されたのは伊豆方面で特急「あまぎ」とともに活躍していた急行「伊豆」・・・の置き換えで、両列車を統合して新たに設定した特急「踊り子」でした。いいんでしょうかね。伊豆という一大観光地にこんな粗車両を投入しても・・・ で、花の東海道を走る特急というわけで、塗装だけは当時としては斬新だった、車両の真ん中あたりに3本のみどりのラインが斜めに描かれたもので、こちらは一人前に評価を頂いたようです。 その後国鉄が民営化され、251系(SW踊り子)という本格的なリゾート特急が誕生しました。そしてさすがに民営会社としてのJR東日本にしてみたら、やっぱり特急として使う限りはそれなりの設備が必要だということで、今はシートはすべて回転リクライニングシートとなっています。塗装変更も行われ(上の写真。何気に湘南色)今でも特急「踊り子」として活躍しています。 そして当初の予定だった普通列車としての運用は、朝の一部の列車のみとなりました。ちなみに特急以外では通勤ライナーなどに多用されています。まぁ通勤ライナーも定員制の普通列車という扱いなので普通列車に違いありませんが。 SHONAN■■■■■IZU で、実はもう一つグループがありまして、こちらは寒地仕様で、耐寒耐雪装備が付けられ、200番台を名乗っています。こちらの登場時の塗装は車体横にみどりのラインが1本引いているだけの塗装で、新幹線200系をイメージしたものでした。 1982年に上野〜大宮間の「新幹線リレー号」として東北新幹線のつなぎ役をしていました。そして同時に当時急行だった「谷川」「草津」「あかぎ」「なすの(後に0番台が担当)」の特急格上げ用の車両として用意されました。 そして新幹線が上野まで開業し、「新幹線リレー号」が役目を終えると、7編成が田町へ転属され、0番台に改造されて「踊り子」に使われました。そして残った編成は本格的に急行置き換えに使われ、新たに「新特急谷川(後に新幹線特急へ)」「新特急草津」「新特急あかぎ」「新特急なすの」として運転を開始しました。 ちなみに新特急とは、簡単に言えば定期券でも乗車可能で、料金も少し安めな特急のことで、ただの愛称です。でも急行よりは料金が高く、停車駅が多めに設定されているためスピードが遅く、中途半端な特急です。車両も中途半端なら列車も中途半端という、まさに中途半端な列車です。 今は特急料金自体が値下げされて新特急という名称は2000年に廃止され、定期券で乗れる特急も増えたので、ただの通勤特急となっています。さらに「新特急なすの」については「なすの」が新幹線特急になったことから「おはよう・ホームタウンとちぎ」へ名称変更をしています。同様の理由で「谷川」も「水上」へ名称変更しています。 この車両も0番台と同様の更新を受けていて、塗装はなんとなく今風?の塗装となっています。 EXPRESS■■■■■185 最後ですが・・・結局中途半端に終わってしまいましたが、反面教師の材料にはなるかとおもいます。JR東日本はさすがにこんな車両はもう作らないかと思いますが、JR東海が作った373系がちょっと怪しいんですよね・・・。デッキが微妙だし、両開きドアだし。でもこの車両は内装が特急っぽいし、速度も120キロ出るので問題ないとは思いますが・・・。 あ、そういえば「踊り子」「水上」「草津」と、温泉特急に多用されていますよね。何かの縁かな? なんだかんだいっても東海道線特急「踊り子」の全車両に使われていたので、国鉄特急→185系という強い印象が小さい頃につき、今でもわずかに残っていて、なおかつ地元蓮田に停車する唯一の特急車両なので、あまり文句をいいたくない車両です(といいつつも冒頭から文句言いっぱなしですが)。 |
|
"旅始駅〜鉄道旅行のターミナル〜"was written by 209-0