×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

500系

"500 system"belong to West Japan Railway Company

DATA


東京駅にて
そのフォルムは多くの人を魅了する

所有会社 JR西日本
デビュー 1996年
走行路線
(臨時は除く)
東海道・山陽新幹線
最高速度 300km/h
制御 VVVFインバータ制御
シート 回転クロスシート席
車種 新幹線交流電車
ドア 片開き1or0ドア
私の好感度 ★★★★★


車内にて
この車両の最大の特徴

コメント

この車両を語るには、とりあえずはまぁ日本の視点での高速列車の話が要るのではないかと思います。

世界の高速鉄道の元祖は日本でした。その当時はもっとも速い鉄道ということで世界中から注目を集めました。

その後、とくにヨーロッパのほうからどんどん高速列車が登場し始め、鉄道先進国を自負しているというフランスの「TGV」が営業最高速度260km/hを記録し、日本の新幹線は速度界の頂点から転落するのでした。

日本は速度の点ではしばらく甘んじていましたが、上越新幹線の大清水トンネル内の下り坂で275km/hを始めます。これでTGVを抜いたかと思えばところがどっこい。上越新幹線での275km/h運転のわずか1年前にフランスで新線が開業し、300km/h運転を始めます。

もともと、日本と世界の高速列車で異なる点はたくさんありました。例えば「動力集中式」と「動力分散式」という動力の置き方の違いです。前者はつまり機関車方式(プッシュプル方式とも言いますね)。ヨーロッパが採用しています。一方、後者は日本でよく見られる「電車」です。実は高速列車で分散式を採用しているのは日本だけです。
主にパンタグラフがあることによる走行抵抗や騒音などもあり、分散式ではこれ以上の高速化は難しいだろうと思われていました。

JRW500■■Max300km/h

しかし、日本の技術はここで終わるほどヤワではありませんでした。お待たせしました。500系の登場です。
JR西日本は試験車両でのデータを元に、世界に肩を並べられる高速性能を持つ500系を世に送り出しました。最高速度はもちろん300km/h。

そして動力分散式というのもうまく活用できています。先ほどは不利な点を上げましたが、分散式では車両の重心のバランスが良くなります。バランスが良くなるとカーブが曲がりやすくなります。カーブが多い日本においてこの方式はむしろ合っていたと言うことです。

独特のこの前面は鼻の長さが15mあるといわれ、さらも円形の断面もあり、空気抵抗をかなり軽減しています。その効果がどれくらいかといえば、300系の270km/h運転時より抵抗が少ないのだとか。

また、パンタグラフも高速化に役立っています。ふつうのひし形のパンタグラフでは高速運転時に架線との接触不良みたいなのが起きてしまうので、もっと強力に押し付けられるように、T型になっています。この形は日本でもこの車両にしかみられないそうで。

JAPANESE ■■■■■ MAXIMUM

しかし、利点もあれば欠点もあるわけです。

この車両は速度を最優先したこともあり車両断面図が小さく、居住性を大きく下げてしまいました。しかも前面の鼻の長さが客室部分まで広がっているためにそれまでの車両と比べ客席が減り、その分の座席を確保するためにシートの間隔を詰めたので、さらに居住性が下がってしまいました。
それでも、1車両あたりの席数が300系と異なるために共通運用が出来なくなり、しかもその速度性もあり孤立運用をせざるをえなくなり、ダイヤを組みにくくしています。

そして、この車両は作るのにすごくお金がかかるわけですよ。だから後の700系ほど量産が出来なかったわけです。

BULLET ■■■■■ TRAIN

このようなスーパーマシンが出てきた背景には国内事情も絡みます。飛行機が関連するのです。

首都の東京、中京の名古屋、観光都市の京都、日本三大都市のひとつの大阪というような大都市を抱えるJR東海に比べ、JR西日本は東京からの直通のほか、大阪〜福岡間の客も大事となっています。
だからたとえ直通のほうは飛行機に取られたとしても
(消極的ですな)大阪〜福岡の客を飛行機に取られるわけにはいきません。
そこでサービスアップの一環としてスピードアップを図ったのでありました。あと、最近勢力を伸ばしてる高速バスも見逃せません。

最初はJR西日本の区間である新大阪博多のみでの運用だったのですが、後にJR東海区間に乗り入れて東京まで顔を出しています。

LONG ■■■■■ NOSE

この車両のすごいところは「加減性能」です。この車両は広島〜小倉間で「隣接停車駅間世界最速」でギネス記録にのりますが、この両区間の中にある徳山付近では160km/hほどまで減速します。急カーブが原因ですが、最高速度の半分近くまで減速しながらのこの記録ですから、いかに高性能かわかりますでしょうか?

具体的に言えば、発車からわずか10分ほどで最高速度300km/hに達します。すげぇ・・・

SUPER ■■■■■ NOZOMI

速度とは関係ないですが、この塗装も不可欠です。青系統の色を車両のかなりの面積で使用し、かっこよさを際立たせています。今後のJR西日本の車両の元となった塗装ではないでしょうか。

速度も速いし、見た目のかっこよさもあり、700系が出た現在も、鉄道ファン以外の人を含めて多くの人気を集めています。

でも実際に乗ると中が狭いんですよね〜。まぁそれでもよかったんですが。私が新幹線車両の中で1,2を争うほど好きな車両です。

 

車両解説に戻る

"旅始駅〜鉄道旅行のターミナル〜"was written by 209-0