在来線から新幹線へ伸びるこのアプローチ線は新在直通のシンボル的存在だ。上りは福島駅で連結が待っていることもありゆっくり上がるが、下りは駆け下りるように走っていく。
新在直通ではスピードだけではなく電圧も下がっている。
高速で走る列車からは線路と路盤をつなぐボルトなどは一切目に入らない。まるで2本の長い鉄の棒が置いてあるだけの様に見える。
200km/h以上で走る列車からは、静止しているときとはまったく違う世界を見ることができる。
山に囲まれた山形県でも、山を越えてしまったら盆地が広がる。
その盆地に雪が積もり、一面の雪景色となる。
夜行列車でしか味わえないこの風景。風化させるにはもったいない。
といっても、夜行列車でもこの時間に起きていることは珍しいことなのだが。
車窓からの風景へ
"旅始駅〜鉄道旅行のターミナル〜"was written by 209-0